あつしまにあ

~酒と音楽を愛する男の雑談~

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徐々に暗くなり出した函館のフェリーターミナル。

バッテリーを交換したI氏のバイクは、やはり何度キーを回しても動いてはくれなかった。
いよいよ素人では万策尽きた私たちは、先ほどバッテリーを購入したバイクショップから、入院*も覚悟の上でトラックで技師に来てもらうことにした。

バイクショップの男は、いろいろ調べたがやはりエンジンはかからなかった。
しばらく悩んだ男は、やがて一つの原因を口にした。


ガス欠じゃないのかい?」


ガソリンのメーターがないため、「ガソリンはまだある」というI氏の断言だけを頼りに、これまでずっと原因から除外されてきたガス欠。

しかし、他のあらゆる部分をチェックしてもエンジンがかからなかったことを考えると、持ち主のI氏を信用したい気持ちもあるが、もうこの部分に触れないわけにはいかなかった。

I氏と男は早速ガソリンスタンドへと車を走らせ、ガソリンを購入。バイクに給油を始めた。


すでに辺りはすっかり暗くなり、昼間の太陽に変わり、街灯と車のライトが街を照らしていた。
私たちは、エンジンが回復して入院の事態が避けられることを願っていた。
しかし一方で、長時間いろいろな箇所を調べ、バッテリー交換のために店へ行ったりした苦労を考えれば、たかがガス欠で解決してしまうのは、何とも情けないことのように思われた。

給油の終わったバイクのキーをI氏がひねる。


結果は・・・、やはりガス欠であった。


私がフェリーターミナルに呼び出されて約五時間・・・。
解決のために駆り出された人数は六名に上り、さらにギャラリーも数名現れるほどの大事に至ったにもかかわらず、結局すぐそばのガソリンスタンドで手に入れたガソリンだけで、やっとエンジンがかかったのだ。


しかし、この代償はもっと大きかった。
フェリーで北海道にやって来たライダー四人は、函館到着後もバイクを走らせ、夕方には思い思いの場所でキャンプするはずであった。
だが結局、I氏のトラブルに付き合わされ、函館に足止め。
全員を私の部屋で収容することになった。


だが、それでもなお疫病神が抜けることはなかった。
エンジンはかかったものの、今ひとつ出力の上がらないI氏のバイク。
結局、駐車場内を回ったものの、やはり調子は悪く、バイクは店のガレージで一日入院することとなった。(つづく)



*入院=この場合は、バイクを店に入れて修理してもらうことの意味で使う。
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